日本人は社会人になってからの学びが弱い…「雇用契約によらない新しい働き方」研究会を読んでみた
研究会のアップデートがあったので読んでみました。
※結構ボリュームがあります。
大企業からスタートアップに移ってきた一個人としては、終身雇用の時代は終わり自己研鑽していかなくてはいけないと思っている。
最近、クラウドワークスに登録している人や、自ら営業をかけて業務委託で複数の会社を掛け持ちして働いたり、個人事業主として本業以外でお小遣い稼ぎをしている人も周りにちらほらいる。一方でフリーランスで働く友人にも一人だと寂しいとか、食っていけないから就職し直すパターンも拝見する。とはいえ、いろんな働き方が、出てきているなーと思うことが増えてきたことを感じる。
ちょっと前に、あと10年でなくなる仕事なんていうのも話題になっていて、働くが大きく変わることをだいたいのひとが意識しているだろう。
今回の読んだ研究会の論点としてあげられていたテーマの一つである
キャリア形成の変化が個人的には気になった。
これまでのキャリア形成は、企業における OJT 中心であった中、企業に属さない働き手の能力・スキルを向上させるためには、どのようなキャリア形成システムを構築すべきか
⇒日本型雇用システムに代表されるように、企業に必ずしも所属しなくても自己のキャリアパスを描き、スキルを磨くことができるよう、自律的な働き方とできるようにすることが必要
日本型雇用システムの良いところは、企業が教育をしてくれる点だ。大企業ほど、自前で社員を育成することに力を注いでくれる。変化している会社の最先端の教育ならいいが、時代においてかれている教育もあるだろう。大企業にいようが、フリーランスであろうが、これからは自分で勉強し続けることが大事だといえると思う。
(自戒の年もこめて。。。)
そんな学び続ける意欲について報告書の中で取り上げられていた。
日本人は勉強熱心である!そうステレオタイプで持っていたが、、、
人材育成投資に対する意識の低さと25歳以降での高等教育機関への入学が非常に
他国と比べて低い点については驚いた。。。
研究会の導入部でも紹介されていたが
リンダ・グラットンの「Life Shift」は
100年生きる中での学びと働くを描いたこれからの人生の教本である。
自分オリジナルの「学ぶ+働く=生きる」を作っていかなくちゃいけないなーと読んだ時に思った。
個人で考えるとグローバルで「学び」と「働く」ができていく時代にはなっているが、
以前、変わらない社会風潮もある。
個人とっても国にとっても、とても大きなテーマであり、
今回の経産省の動きやら、それ以外にも自民党の小泉進次郎議員の動き
など、国として、政治と行政がどう動くのか今後も注目していきたい。
個人としてはいまは新しいことにチャレンジすることで自分に刺激を与えたい
【了】
みんなの詐欺についての認識を世論調査で読んでみた。
以前、実家にオレオレ詐欺の電話がかかってきて以来、
他人事じゃなくなった特殊詐欺。
世論調査が出ていたので読んでみた。
ちなみに我が家にかかって来たオレオレ詐欺の様子はこちら
1. 特殊詐欺の手口の認知度
特殊詐欺の手口の認知度を上位詐欺で紹介されてました。いわゆる手口ランキングですねw 認知が取れているということは未然に防げる可能性があがるということですかね。
- オレオレ詐欺(97.8%)
息子や孫などの親族をかたり「会社の小切手が入ったカバンをなくした」,「会社のお金を使い込んだのがバレた」などと言って現金を要求する手口)」
- 還付金等詐欺(78.8%)
医療費の還付金や年金の未払い金を受け取るにはATMでの手続きが必要などとうそを言って,ATMを操作させ,現金を犯人の口座に振り込ませる手口
- 架空請求詐欺(78.5%)
インターネットサイトの利用料が未納であるなどと言って
架空の事実を口実として現金を要求する手口
- 金融商品取引名目の詐欺(45.2%)
架空又はほとんど価値のない有価証券などを紹介し,必ず利益が得られると言って,購入料などの名目で現金を要求する手口
→オレオレ詐欺は認知度が一番高く、還付金詐欺、架空請求詐欺、金融商品取引名目詐欺と続いている。架空請求とか、金融商品取引名目とかは、お年寄りだけではなく、誰でもターゲットになりうるのでこわいですね。
2. 振り込み以外の手段の認知度
振込み以外の手段で、現金をとる手段の認知度も調査されていた。
認知されている上位手段は以下の通りになっている。
- 息子や孫の会社の知り合いなどになりすました者が,自宅などに現金を直接受け取りにくる(91.0%)
- 現金を宅配便や書留などで送らせる(68.2%)
- 公務員や弁護士などになりすました者が,自宅などにキャッシュカードを受け取りにくる(62.8%)
- コンビニエンスストアなどで電子マネー(プリペイドカード)を購入させ,ID(カード番号)を教えるよう要求する(56.3%)
→ちょっと前に問題になったLINEのアカウント乗っ取りでの、プリペイドカード購入を促す詐欺が印象的だが、認知度は56%程度なのですね。
現金以外にも電子マネーになったりと時代に合わせて詐欺師もよく考えますね。。。
最近だとFACEBOOKアカウントでのスパムも増えている気がする。有名なところでいうとレイバンのサングラスの偽物のサイトへの誘導が定期的にあがってくる。
SNSのアカウントが乗っ取られることによる新手の手法が今後も増えないか心配だ。
3. 特殊詐欺に対する意識について
「自分は被害にあわないと思う」とする者の割合が80.7%
「自分は被害にあうかもしれないと思う」とする者の割合が17.8%
という結果になったとしている。
80%以上の人がまさか自分はならないだろうと思っているのだ。
確かに自分もそう思う。まさかね。自分が騙されるわけない。。。と思っているようだ。
一方、18%ほどのひとは被害にあうかもしれないと思うと回答して、これは少なくない数字である。
ちなみに、性別では女性の方が、年齢では若年者(18-29)の方が平均に比べて、被害にあうかもしれないと回答したようだ。
4. 被害にあわない理由
被害にあわないと思う理由の
上位3位の回答は以下である。
1. 「知らない番号の電話には出なかったり,不審な電話はすぐ切るから」(62.0%)
2. 「だまされない自信があるから(家族の声やうそを見分けられる自信がある)」(46.3%)
3. 「いつも誰かに相談するようにしているから(自分一人で判断しないから)」(40.1%)
不審な電話はすぐ切る。そして、いつも誰かに相談するところは大事ですね!
あとは私の場合、LINEで騙されそうになっていた親父から確認が入り、
ひっかからなかったので、家族の連絡手段は確認しましょう。
5. まとめ
詐欺についての世論調査を読んで思うところを綴ってみました。
一番はちょっとでも怪しいことがあったら、周りに相談することですよね。
ソーシャルで送られてきたリンクでちょっとでも怪しいものは開かないとか。
相談する相手がいない方は、こちらへ
※余談
「詐欺 相談窓口」で検索して検索結果一位に上がってくるズバリな警察相談窓口のURL 振り込め詐欺相談窓口案内 をたたいたけど古すぎて怪しいサイトでした。。。政府系のサイトってもっとみやすい、いまの世の中にあったものにならないですかね。。。。
気になる方は、一次情報に当たってみてください。
【了】
小学生のプログラミング教育の有識者会議は、最先端の教育議論。一読の価値あり!
- 小学生から英語だ、プログラミングだといったカリキュラムの変更が話題になっている。先生とお子さんがいる人は注目をしていることだろう。
英語は、2011年に小学生5年生から必修になってますね。
今回、気になったのが小学生におけるプログラミング教育。
第三回の有識者会議の議事録が公開された。具体的なクラスでの内容、ICT設備の問題、そしてそもそもの学校教育での目的「プログラミング思考」などなど、有識者それぞれの意見も、未来を見据えた意見で面白い。
議事録
小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議(第3回) 議事録:文部科学省
配布資料 ※面白い
(資料2)中央教育審議会教育課程部会小学校部会(第6回)におけるプログラミング教育に関する主な意見:文部科学省
委員会メンバー
・堀田 龍也 東北大学大学院情報科学研究科教授 ★主査
・天笠 茂 千葉大学教育学部特任教授
・新井 紀子 国立情報学研究所教授
・伊佐山 元 株式会社WiL 共同創業者CEO・石戸 奈々子 NPO 法人CANVAS 理事長
・礒津 政明 株式会社ソニー・グローバルエデュケーション代表取締役社長
・上野 朝大 株式会社CA Tech Kids 代表取締役社長
・小川 雅裕 横浜市立戸部小学校主幹教諭
・兼宗 進 大阪電気通信大学工学部教授
・清水 静海 帝京大学教育学部教授
・隅井 淳一 ヤマハ株式会社事業開発部SES 事業推進グループ企画担当次長
・利根川 裕太 一般社団法人みんなのコード代表理事
・中川 哲 日本マイクロソフト株式会社業務執行役員シニアディレクター エンタープライズ事業改革担当兼文教戦略担当
・中下 美華 京都市立桂徳小学校教頭
・奈須 正裕 上智大学総合人間科学部教授
・無藤 隆 白梅学園大学子ども学部教授兼子ども学研究科長
感想:
プログラミング思考という物事の捉え方、さらに来る人工知能時代にいきる未来の子供達のために議論が進んでいるんだと議事録をみておもった。
プログラミング思考ってどう定義するのか、さらに小学生の段階でどこまでの領域をやるのか、どう学習してもらうのか中学校以降の教育とどう連携していくのか気になった。
今回の小学生のプログラミング教育の議論は、
今後の教育・学習や、人材の在り方まで全般的に当てはまる問題だと改めて思った。
正直100%消化できていないので、週末にじっくり読みたいと思う。
興味がある方は是非、1次情報に当たってください。
<了>
生徒よりも英語の先生のレベルアップが必要だと思う | 文科省の英語力調査より
文科省の行った英語教育改善のための
調査なるものが発表されたので高校生向けのものに目を通してみた。
平成27年度英語教育改善のための英語力調査事業報告:文部科学省
この調査について簡単に整理すると
・目的
「第2期教育振興基本計画」(平成25年6月 閣議決定)を経て、文科省の「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」(平成25年12月 )が公表されたのがきっかけで行われるようになったみたいです。小学生から高校生まで書く段階で英語教育を充実させて生徒の英語力を向上させていこう、そのためのフィージビリティー調査である。
・対象と時期
27年6月末から7月末に
全国の国公立の高校三年生 約8.1万人(スピーキングは1.8万人)、約500校を対象
とその学校の先生にアンケート。
・内容
英語に関する4技能(読む聞く書く話す)がバランス良く育成されているかという観点から実施、生徒の英語力と英語学習の把握から分析、指導の改善に役立てる。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)というテストベースで
平成26年と平成27年を比べて分析している。
・受託先
ベネッセが受託で受けているもの。
概要はこんな感じです。
調査は500ページくらいあって読むのがちょっと大変でした。。。
結果は、ざっくり言うと、英語力が向上しているそうです
今回は、個人的に気になった結果に注目していきたいと思います。
生徒への質問。
・どの程度まで英語を身に付けたいと思いますか
①「英語を使って、国際社会で活躍できるようになりたい」が 8.9% から 11.2%
上がっている。また⑤「海外旅行などをするときに、英語で日常的な会話をし、
コミュニケーションを楽しめるようになりたい。」はややさがってはいるものの、 36.7% → 35.6%と大き割合を占めている。
一番顕著なのは、⑧特に学校の授業以外での利用を考えていない。が25%→20.6%に下がっている点ですね。
英語への意欲があがっていることが伺えますね。Nice!
一方で、教師向けの質問もありました。
・自分の英語力を向上させるための取組をしていますか?
ほとんどが英語のコンテンツを観ることを通して日々英語力を向上させる取組をしているという結果に。
ちょっとこれは、判断は難しいですが、
・外部検定試験を受験し、英検1級、TOEFL iBT 80、TOEIC 730点以上のいずれかを取得してますか?
全体的に、英語の先生なのに比率が少ないとは思いますが。。。
ここに一番の驚きを感じましたが、昨年よりは改善されているように伺えます。
56.8% → 59.3%
受けていないだけなんですかね。TOEIC730は英語を教える人は最低ラインにも至らないと思ってしまいますがいかがでしょうか。
英語教育はどうなることやら、
生徒もそうですが、先生もさらなる進化が求められていきますね。
気になる方は、是非調査データを見てみてください!
【了】
官公庁でのRSSまとめ | 国からの情報を一部情報で購読しよう
どうも、こんにちは!
今回は、国が発信している情報を知ろうということで、
RSSで登録したいと思ったので調べてみました。
キッカケ
日本の一般会計の元データを調べてみて
世の中知らないことばかりだと痛感。
まずはいまの仕事に関連するところから
日々チェックしていきたいと思います。
ゆくゆくは純粋に一次情報に当たっていくワクワクを大切にしながら、
各メディアのニュースで出ているものとそうでないものの違いなど見ていきたいと思いいます。
国の公式まとめw
まずはじめに、ググったところ首相官邸のページに
各府省ホームページより、RSSされた情報まとめがありました。
www.kantei.go.jp
ここを日々チェックするのもいいと思います!
が、人によってほしい情報が違うと思いますのでわかる範囲で
RSS用のリンクを調べました。
RSS購読ができる公開している官公庁
http://www.gov-online.go.jp/rss/feed.xml
| 内閣府
http://www.cao.go.jp/rss/news.rdf
| 文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.rdf
| 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/news.rdf/
| 経済産業省
・60秒解説 http://www.meti.go.jp/main/60sec/60sec_news.rdf
・ニュースリリース http://www.meti.go.jp/news.rdf
・統計新着情報 http://www.meti.go.jp/statistics/st_news.xml
| 国土交通省
・重要なお知らせRSS http://www.mlit.go.jp/important.rdf
・トピックスRSS http://www.mlit.go.jp/topics.rdf
・プレスリリースRSS http://www.mlit.go.jp/pressrelease.rdf
・新着情報RSS http://www.mlit.go.jp/index.rdf
| 法務省
・お知らせRSS http://www.moj.go.jp/info.xml
・試験関係のお知らせRSS http://www.moj.go.jp/test.xml
・新着・更新情報RSS http://www.moj.go.jp/news.xml
| 農林水産省
・新着情報(農林水産省) http://www.maff.go.jp/j/new/rss.xml
・報道発表資料(農林水産省) http://www.maff.go.jp/j/press/rss.xml
| 総務省
http://www.soumu.go.jp/news.rdf
| 外務省
海外安全ホームページでは各国単位で設定できる。
詳細はHPへ http://www.anzen.mofa.go.jp
| 財務省
http://www.mof.go.jp/news.rss
| 消費者庁
http://www.caa.go.jp/news.rss
| 金融庁
http://www.fsa.go.jp/images/rss/rss20.xml
| 気象庁
http://www.jma-net.go.jp/rss/jma.rss
※最終更新日:2016/12/16
各官公庁のホームページにアクセスしてみると
フォーマットがバラバラで、ディレクトリ構成もそれぞれでしたね。
IT対応の進み具合や、ブランディング、情報発信力による
いけている官公庁、そうでない官公庁が見えてくるかもです。
是非、情報収集にお役立てください。
【了】
こんなとこからも?日本の意外な収入源 | 国の予算と決算より
28年度の予算が過去最大の97兆円になるみたいですね。
政府は、来年度予算案について、高齢化で社会保障費がさらに増えることから、一般会計の総額を当初予算で過去最大の97兆円台とする方向で調整を進めています。
とのことですか。
金額が大きすぎてよくイメージがつかないですよね。
先月11月に国会に出されました平成27年度一般会計歳入歳出決算
これみても国って国債ばかりで借金まみれでやばい!
とメディアは騒いでいるというのは、聞き慣れてしまったことですが、
興味本位で平成27年度決算を読んでみました。
→ 一般会計歳入歳出決算
→(参照)Excel版
※【Excel版】は歳入決算明細書及び歳出決算報告書(科目別内訳)を掲載しています 。
項目が多すぎてエクセルとにらめっこしていたら、迷子になりましたw
今回は、その中でも
「こんなところで日本は収入を得ているんだ!」
という純粋に私が驚いた箇所が
あったのでそれを紹介します。
まずは、
法務省 刑務所作業収入 43億円
¥4,368,812,000
刑務所に入った受刑者が働いたお金が国庫に入っているものです。
43億円って大きいですね。ビックリです。
作業時間は1日8時間、1週間で40時間と決められています。
作業の収入は全て国の収入となりますが、作業にあたった受刑者には作業報奨金が支給されます。 作業報奨金に充てられる金額(予算額)は、平成25年度には、一人1か月当たり平均で4,816円で、原則釈放時に支給されます。
一般労働者のように自由な労働契約に基づくものではないため、作業条件については行刑法規によって規制されており、一般労働法規の適用はありません。
法務省矯正局の資料によれば、平成25年度の就業人員は1日平均約5万4,868人。年間約42億円もの額を稼ぎ出します。
給与はもちろん低いですが、
1日8時間 週40時間 規則正しく労働することで更生と職業訓練にもつながる仕組みですね。
つづいて驚いたのが、これ
厚生労働省 物品売払収入 あへん売払代 24億円
¥2,463,006,000
なんじゃこれはと思って調べたら、
医療用目的で政府が一括して買いそれを売却した金額のようです。
世界ではWHOが「Cancer Pain Relief」をガイドラインで定め、
がん性痛などの痛みの治療において医療用薬としての活用がうたわれているようです。
酒税ではなく、こんなものも
経済産業省 特定アルコール譲渡者納付金 97億円
¥9,784,400,000
アルコール事業法に定められた金額を納付する仕組み
製造、輸入、販売、使用でも登録免許税が必要になるそうですね。
97億円って相当ですね。
http://www.meti.go.jp/policy/alcohol/alc_pamphlet.pdf
一瞬分からなかったですが、CMでお馴染みのアレでした
文科省 独立行政法人日本スポーツ振興センター納付金 97億円
¥9,771,094,000
これはスポーツくじの収益からの支払われている金額。
totoはCMでもお馴染みですね。
国庫納付金は、青少年の健全育成、教育・文化の振興、自然環境の保全、スポーツの国際交流等に充てられます。
続いては、あのお馬さんの
農林水産省 日本中央競馬会納付金 2579億円
¥257,963,000,000
こちらも上記の文科省と同様にJRAの収益から支払われる金額。
2579億円!!!大きいですね。
競馬はあなどれないですね。
JRAでは、国庫納付金を納付している。国庫納付の仕組みは、例えば、100円の勝馬投票券を買えば、10円が国庫に納付される。これが第1国庫納付金と呼ばれるものである。また、JRAの事業運営の結果、各事業年度において利益を生じた場合には、その額の1/2が国庫に納付される。これが第2国庫納付金と呼ばれるものである。これらの国庫納付金は国の一般財源に繰り入れられている。
ちなみに
今紹介したものは
平成27年度の歳入 円グラフ 財務省
全体の歳入の中での
「その他収入」5.1兆で全体の4.9兆円の中の話です。
酒税は1兆3,080億、タバコ税は、9,060億円でした。
国って普段意識しないけど、いろいろなもので形成されているんだ!
と純粋にそう改めて感じました。
興味が湧いたら、
是非、国が発表する一次情報にアタックしてみてくださいw
<了>
マイケル・ムーアの目からみたフィンランドのすばらしい教育。
北欧は教育・福祉に強いということは以前から知っていたが、
先日たまたまFBでみかけた
上記の映像でフィンランドの学校教育のすばらしさを感じた。
内容は、「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」
というドキュメンタリーの中で
フィンランドを訪問した際の映像の一部である。
「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」については追って、ドキュメンタリーを通しで全部見たいところである。
また下記、記事に詳しくまとめられている。
また、ドキュメンタリーについてのインタビュー内容が紹介されているので引用したい。
彼もインタビューで、まさにこう答えていた。このコメントに全面的に賛同したい。
「この映画を見て『なぜイタリアの高い失業率は無視するんだ?』と言われたら、良い部分のみを撮影しに行ったからだと答える。欠点に注目する人がいれば、わたしは逆に良い部分に注目しそのコントラストを見せたいんだ。特にアメリカ人に対して。まあ、世界中の人に対して、とも言えるが。みんな十分に事実は知っているわけだから、その物事がどうやってこんなにひどくなったか、なんていうドキュメンタリーは見に行く必要がないわけだ。それをよくするために何かに刺激を受けて何かを実行する、これが必要なんだ」
いいところを映したと言っている。だからかなり美談に聞こえているのだろうか。
「それをよくするために何かに刺激を受けて何かを実行する」
というメッセージが心を打った。
映像ではフィンランドの学校へのマイケル・ムーアの様子が映し出されている。
マイケル・ムーアの質問に対して答える先生や学校関係者。
私は、その中でも、
学校はどうしたら幸せになれるかを子供が考えられるようになる場所ということが
フィンランドの教育におけるポイントだと思った。
・宿題がない。
・授業が週20時間。
・脳が良くなるための授業を行う。美術・体育
・将来何にでもなれると教える。
・テストで点数を取るものではない。
・フィンランドでは全国統一試験がない。
・学校選びなんて必要ない、学校はみんな一緒。
・プライベートスクールも少ない。不平等がない。
マイケル・ムーアも驚きを隠せない様子だった。
フィンランドの教育とても魅力的だ。
マイケル・ムーアもここを誇張して伝えたかったのだろう。
こんに素晴らしい教育を施している国があるぞ。
アメリカはどうだ?あなたの国はどうだ?
また、フィンランド教育改革の歴史的背景をみてみると
1991年のソ連崩壊で東側との優先的貿易が途絶え5人に1人が失業するという深刻な危機に陥ったフィンランド。新たなフィンランドの担い手を養成すべく、1995年に大きな教育改革に踏み切った。
この教育改革を立案したのが、若干29歳で教育大臣となったオリベッカ・ヘイノネンだ。」
http://amiyazaki.net/.../Educational.../school_autonomy.html
1991年のソ連崩壊後の危機的状況の中だったから、
こんなに思い切りの良い教育改革に吹き切れたのだろうか。
しかも29歳の教育大臣って若いですな。
ちなみにフィンランドの人口が543.9万(2013年)で、
福岡県(510万人(2015年))くらいのサイズ感であるからなせた技なのだろうか。
FBでシェアされていくマイケル・ムーアの映像の持つ力を感じながら、
日本の子供達はこれを見たらどう思うのだろうかと考えた。
今後もフィンランドの教育について注目してみたい。
そしてきっかけを作ってくれた世界侵略のススメは早々にみようとおもう。
【了】