マイケル・ムーアの目からみたフィンランドのすばらしい教育。
北欧は教育・福祉に強いということは以前から知っていたが、
先日たまたまFBでみかけた
上記の映像でフィンランドの学校教育のすばらしさを感じた。
内容は、「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」
というドキュメンタリーの中で
フィンランドを訪問した際の映像の一部である。
「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」については追って、ドキュメンタリーを通しで全部見たいところである。
また下記、記事に詳しくまとめられている。
また、ドキュメンタリーについてのインタビュー内容が紹介されているので引用したい。
彼もインタビューで、まさにこう答えていた。このコメントに全面的に賛同したい。
「この映画を見て『なぜイタリアの高い失業率は無視するんだ?』と言われたら、良い部分のみを撮影しに行ったからだと答える。欠点に注目する人がいれば、わたしは逆に良い部分に注目しそのコントラストを見せたいんだ。特にアメリカ人に対して。まあ、世界中の人に対して、とも言えるが。みんな十分に事実は知っているわけだから、その物事がどうやってこんなにひどくなったか、なんていうドキュメンタリーは見に行く必要がないわけだ。それをよくするために何かに刺激を受けて何かを実行する、これが必要なんだ」
いいところを映したと言っている。だからかなり美談に聞こえているのだろうか。
「それをよくするために何かに刺激を受けて何かを実行する」
というメッセージが心を打った。
映像ではフィンランドの学校へのマイケル・ムーアの様子が映し出されている。
マイケル・ムーアの質問に対して答える先生や学校関係者。
私は、その中でも、
学校はどうしたら幸せになれるかを子供が考えられるようになる場所ということが
フィンランドの教育におけるポイントだと思った。
・宿題がない。
・授業が週20時間。
・脳が良くなるための授業を行う。美術・体育
・将来何にでもなれると教える。
・テストで点数を取るものではない。
・フィンランドでは全国統一試験がない。
・学校選びなんて必要ない、学校はみんな一緒。
・プライベートスクールも少ない。不平等がない。
マイケル・ムーアも驚きを隠せない様子だった。
フィンランドの教育とても魅力的だ。
マイケル・ムーアもここを誇張して伝えたかったのだろう。
こんに素晴らしい教育を施している国があるぞ。
アメリカはどうだ?あなたの国はどうだ?
また、フィンランド教育改革の歴史的背景をみてみると
1991年のソ連崩壊で東側との優先的貿易が途絶え5人に1人が失業するという深刻な危機に陥ったフィンランド。新たなフィンランドの担い手を養成すべく、1995年に大きな教育改革に踏み切った。
この教育改革を立案したのが、若干29歳で教育大臣となったオリベッカ・ヘイノネンだ。」
http://amiyazaki.net/.../Educational.../school_autonomy.html
1991年のソ連崩壊後の危機的状況の中だったから、
こんなに思い切りの良い教育改革に吹き切れたのだろうか。
しかも29歳の教育大臣って若いですな。
ちなみにフィンランドの人口が543.9万(2013年)で、
福岡県(510万人(2015年))くらいのサイズ感であるからなせた技なのだろうか。
FBでシェアされていくマイケル・ムーアの映像の持つ力を感じながら、
日本の子供達はこれを見たらどう思うのだろうかと考えた。
今後もフィンランドの教育について注目してみたい。
そしてきっかけを作ってくれた世界侵略のススメは早々にみようとおもう。
【了】