Mushimeganeの日記 

いまを考え、これからを想像する。どうなる未来?!→ http://64mega.com/ へ引越しました。

マイケル・ムーアの目からみたフィンランドのすばらしい教育。

北欧は教育・福祉に強いということは以前から知っていたが、

先日たまたまFBでみかけた

 

www.facebook.com

 

上記の映像でフィンランドの学校教育のすばらしさを感じた。

 

内容は、「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」

sekai-shinryaku.jp

 

というドキュメンタリーの中で

フィンランドを訪問した際の映像の一部である。

 

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」については追って、ドキュメンタリーを通しで全部見たいところである。

 

また下記、記事に詳しくまとめられている。

eiga.com

 

また、ドキュメンタリーについてのインタビュー内容が紹介されているので引用したい。

彼もインタビューで、まさにこう答えていた。このコメントに全面的に賛同したい。

「この映画を見て『なぜイタリアの高い失業率は無視するんだ?』と言われたら、良い部分のみを撮影しに行ったからだと答える。欠点に注目する人がいれば、わたしは逆に良い部分に注目しそのコントラストを見せたいんだ。特にアメリカ人に対して。まあ、世界中の人に対して、とも言えるが。みんな十分に事実は知っているわけだから、その物事がどうやってこんなにひどくなったか、なんていうドキュメンタリーは見に行く必要がないわけだ。それをよくするために何かに刺激を受けて何かを実行する、これが必要なんだ」

 

いいところを映したと言っている。だからかなり美談に聞こえているのだろうか。

「それをよくするために何かに刺激を受けて何かを実行する」

というメッセージが心を打った。

  

映像ではフィンランドの学校へのマイケル・ムーアの様子が映し出されている。

マイケル・ムーアの質問に対して答える先生や学校関係者。

 

私は、その中でも、

学校はどうしたら幸せになれるかを子供が考えられるようになる場所ということが

フィンランドの教育におけるポイントだと思った。

 

・宿題がない。

・授業が週20時間。

・脳が良くなるための授業を行う。美術・体育

・将来何にでもなれると教える。

・テストで点数を取るものではない。

フィンランドでは全国統一試験がない。

・学校選びなんて必要ない、学校はみんな一緒。

・プライベートスクールも少ない。不平等がない。

 

マイケル・ムーアも驚きを隠せない様子だった。

フィンランドの教育とても魅力的だ。

マイケル・ムーアもここを誇張して伝えたかったのだろう。

こんに素晴らしい教育を施している国があるぞ。

アメリカはどうだ?あなたの国はどうだ?

 

 

また、フィンランド教育改革の歴史的背景をみてみると

1991年のソ連崩壊で東側との優先的貿易が途絶え5人に1人が失業するという深刻な危機に陥ったフィンランド。新たなフィンランドの担い手を養成すべく、1995年に大きな教育改革に踏み切った。
この教育改革を立案したのが、若干29歳で教育大臣となったオリベッカ・ヘイノネンだ。」

http://amiyazaki.net/.../Educational.../school_autonomy.html

 

1991年のソ連崩壊後の危機的状況の中だったから、

こんなに思い切りの良い教育改革に吹き切れたのだろうか。

しかも29歳の教育大臣って若いですな。

 

ちなみにフィンランドの人口が543.9万(2013年)で、

福岡県(510万人(2015年))くらいのサイズ感であるからなせた技なのだろうか。

 

 

FBでシェアされていくマイケル・ムーアの映像の持つ力を感じながら、

日本の子供達はこれを見たらどう思うのだろうかと考えた。

 

今後もフィンランドの教育について注目してみたい。

そしてきっかけを作ってくれた世界侵略のススメは早々にみようとおもう。

 

 

【了】

 

 

 

 

 

ニュースで英語161019「Bob Dylan Wins Nobel Literature Prize」ボブ・ディランがノーベル文学賞をとった

 

 

世界情勢ニュース系コンテンツで英語と世界をまなぶ!を目的に

本日(2016/10/19)はDMM英会話デイリーニュースで勉強した学習メモ

 

教材のタイトル

Bob Dylan Wins Nobel Literature Prize

ボブ・ディランノーベル文学賞を受賞!

 

■教材の元記事

http://www.voanews.com/a/humans-longest-lifespan-researchers-study/3538275.html

 

内容

アメリアの伝説的なミュージシャンである

ボブ・ディランがソングライターとして初めて名誉ある賞に輝いた。

数年前から候補には挙がっていたが受賞方補としての予想は強くはなかった。

アメリカのオバマTwitterで “one of my favorite poets”と受賞を称えた。

また選定理由は、ノベール賞を決めるスウェーデンアカデミーは、

今までに誰もやってこなかった彼の幅広いジャンルの音楽のレパートリーというところに注目したとしている。

“His repertoire stretches from folk songs in the Appalachians, delta blues in the south, all the way to Rimbaud, of French modernism. And he handles this heritage in this absolutely original way. No one has ever done anything like him

 

つまづいた単語(意味と発音で)

http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/  辞書)

 

 

Prestigious  (adj)

有名な、格式高い

respected and admired as very important or of very high quality.

 

Throng (n)

群衆、ひとだかり

(literary) a crowd of people

 

Contender (n)

競争者、勝つ見込みのある人

a person who takes part in a competition or tries to win something

 

Repertoire (n)

レパートリー

(formal repertory) all the plays, songs, pieces of music, etc. that a performer knows and can perform

 

Thoroughly (adverb)

徹底的に

very much; completely

  

感想

ボブ・ディランノーベル文学賞を受賞した。

音楽が世界を変える。音楽は国を超えて人の心を動かすもの。

ボブ・ディランといえばやはり「Blowing in the wind」ですかね。

「How many roads must a man walk down Before you call him a man?」

どれだけの道を歩けば、人は認められるのだろうか。

中学生で出会った曲に今でも心打たれます。

 

www.youtube.com

 

【了】

 

ニュースで英語 161014 「Aquaculture booming worldwide」 

 

世界情勢ニュース系コンテンツで英語と世界をまなぶ!を目的に

本日(2016/10/14)はDMM英会話デイリーニュースで勉強した学習メモ

 

教材のタイトル

Scientists See Aquaculture in Americs's Future

科学者がアメリカのこれからの水産養殖をみる。

 

■教材の元記事

www.voanews.com

 

内容

Aquaculture booming worldwide 

農業(agriculture)ならぬ、アメリカ カリフォルニアでの水産養殖(aquaculture)についての話。海にいきる野生の魚の数は、今日では過去と比べて半分もしくは半分にも満たない数になってしまったという。生態系保全とともに、魚の食料としての供給を確保していくためにもファーム化していくかが課題であると指摘している。

モニターをしながら、Food Chain(食物連鎖・生態系)を崩してしまわないような
Aquacultureを作ることに注目が集まっている。

 

勉強になった/つまづいた単語

※英英辞書は http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/  を参照 

 

pollutant(s) - noun

汚染物質

a substance that pollutes something, especially air and water

 

food chain - noun

食物連鎖

a series of living creatures in which each type of creature feeds on the one below it in the series

 

Oceanography - noun

海洋学

the scientific study of the ocean

 

Comsumption - noun

消費

the act of using energy, food or materials; the amount used 

 

感想

冒頭にある一文が印象的だ。

“We must plant the sea and herd its animals,” the late ocean researcher Jacques Cousteau said more than 40 years ago,

“using the sea as farmers instead of hunters.”

海も狩るのではなく、耕すものだと40年前には言われているようだ。

 

Aquaculture booming worldwide 

世界でも有数の魚介消費国 日本でも養殖産業は活性化しているとニュースでよく目にするだろう。ウナギ、マグロの天然と養殖という言葉はよく聞く。

最近だと2002年に完全養殖に成功し、市場にも出回っている近大マグロが有名だろう。

 

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近畿大学のパンフレット

 

今回の記事で Aqureculture と Aglicultureの大切さを改めて痛感。

70億を超えてなお人口が益々増え続ける世界で

生態系を崩さずに、食料の安定供給をしていってほしい。

 

【了】

 

 

ニュースで英語161014「 Humans May Already Have Achieved Longest Lifespan」

 

世界情勢ニュース系コンテンツで英語と世界をまなぶ!を目的に

本日(2016/10/14)はDMM英会話デイリーニュースで勉強した学習メモ

 

教材のタイトル

Humans May Already Have Achieved Longest Lifespan 

寿命の長さが限界まで達したかもしれない。

 

■教材の元記事

http://www.voanews.com/a/humans-longest-lifespan-researchers-study/3538275.html

 

内容

とある研究者が、寿命についての研究を「Nature」に発表したことをきっかけに書かれた記事。1990’には最大平均寿命に達したとし、西洋の国で80歳と伝えている。

寿命が19世紀から20世紀にかけて伸びた理由として「thanks to medical advancements and improvements in public health」公共医療の発展をあげている。

いまのところこの記事によると100歳を超える予測は今の所ないそうだ。

 

つまづいた単語

http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/  辞書)

 

centenarians (n)

100年生きるひとたち

A person who has reached the age of one hundred; a person who (or (occasionally) an animal or thing which) is one hundred years old or older.

 

mortality (n)

死亡

The condition of being mortal or subject to death; mortal nature or existence.

 

unattainable (adj)

たどり着くことが難しい

  That cannot be attained or reached.

 

 

感想

死亡者のデータベース(mortality database)を分析している学者さんには驚きです。

長寿の国の中に日本は米国、フランス、イギリスとともに数えられておりました。

ちなみにギネス記録のOldest Person ever(いままでで一番長生きした人)は フランスのJEANNE LOUISE CALMENTさんという女性の方で122歳まで生きられたそうです

 

The greatest fully authenticated age to which any human has ever lived is 122 years 164 days by Jeanne Louise Calment (France). Born on 21 February 1875 to Nicolas (1837 - 1931) and Marguerite (neé Gilles 1838 - 1924), Jeanne died at a nursing home in Arles, southern France on 4 August 1997.

 http://www.guinnessworldrecords.com/world-records/oldest-person

 

アラサー男の実家にはじめてのオレオレ詐欺電話がきたの状況報告。

 
実家にはじめてオレオレ詐欺の電話がかかってきたので状況報告。
 
マジでビックリしました。まさか実家にかかってくるなんて...と思いながら手口をここに記す。
 

状況説明(親父からのヒアリングをもとに作成)

 
水曜午前8:25 
 
実家に電話なる。
「あっ、もしもし。おれ。いま大事故を起こしてしまい、病院へ行く羽目に、検査をしたら喉に膿ができて入院していて、ケータイも壊れてないから、実家に電話した」という息子っぽいやつから電話がかかってくる。
 
名乗らずともしゃべりつづける男を、二人いる息子の中で離れてくらす私だと解釈してしまう親父。
 
そりゃそうだ。
電話なんてしないし、親父がスマホ買ってからLINEをはじめてだいぶマシになったが簡単なやり取りのみだった。
 
声なんて電話越しだと聞こえづらいし、喉がやられてる的なことをいいやがってるので親も声がおかしいことに気を止めないだろう。
計算されているところがまじでムカつく。
 
朝8:25に家にいて電話を取る老人を狙い相手のでかたを伺いながら話し方を変えているのだろう。解せない。昔からクソだと思っていたがそんな奴らを野放しにしてはいけない。
 
さらに
 
「今日夏休みだったんだけど、これから警察から電話がかかってくるかもだから午前は家にいてもらえないかな?あっごめん。また連絡する。」そういって電話を切る自称オレ。
 
親父はたまたま休みだったので、それを素直に伝えてしまった。
ここまででも親父が本当に心配していたのだろうと本物オレと携帯で電話したときに伝わってきた。親父は息子が言うのも照れくさいがもの凄くいい人だ!
 
2回目の電話が30分後に鳴る。
「もしもし、オレだけど。警察から電話あった?まだないんだね。安心。病院代心配だよ。カバンもなくしてさー。お金が必要だよ。」
と徐々にお金の話になっていく。
親父がおかしいなと?マークを抱き、本当にそうなのか?というと「うるせぇなー」と声をあげていたらしい。
 
ここで大いなる反省ではあるのだが、うるせぇなーと本当の息子も言わなくもない点である涙
 
徐々に怪しくなり質問を繰り返すと
「他を当たる」と言って切ったそうだ。
 
その後、
親父から電話とLINEで連絡が来ていた。
9:30だ。
 
親父からのLINEの内容
朝から振り込め詐欺の電話が、実に○○君に背景が似ているので名前も聞かずに信じてしまいました❗徐々におカネの話しに⁉他をあたるとのこと‼
 
えっ、オレオレ詐欺???
私がLINEに気づいて電話したのが10:30。
電話した時に親父はまだ半信半疑だった。
本当に大丈夫?本当に○○君じゃないの?と心配していた。
 
結果から言うとセーフだった。
 
1時間の間に再度連絡があったら
ケータイなくした下りから丸め込まれたかもしれない。。。
 
幸いなことにLINEで家族グループに親父からメッセが連絡があり、瞬時にリアクションすることができた。
 
メッセに普段慣れすぎていて、たまに電話がかかってきたときに無視してしまうので電話だけだったら仕事が忙しいという理由で折り返ししないで犯罪に巻き込まれていたかもしれないと考えるとゾッとする。
 
とりあえずLINEに感謝。
 
 

今回の学び

1. 親とのコミュニケーションの頻度の大切さ、
これに尽きると思う。定期的に顔見せる、話す、なんでもいいから家族LINEする。
 
 
2. 具体的な話がなく抽象的な話しをしている相手にこちらから情報を与えてはならない。
 
A「もしもし、オレだよ。」
B「○○か?」
A「○○だよ」→やつらシメシメだよ...
 
3. 固定電話をやめる。
特に家族のコミュニケーションではSNSや個別IDのものならだいぶマシになるだろう。
 
 
振り込め詐欺って10年くらい前からメディアに取り上げられていてだいぶ耐性はついているはずなのに、まだ続いている。

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警視庁による被害概況 

 
詐欺集団はあの手この手を使ってやってくる。
 
明日は我が身です。
みなさんも気をつけてください。 
今回本当に自分ごとになりました。
 
親が子を心配する気持ちを利用した
犯罪者がこの世から消えることを願いながら。
 
 
 
何かある前に家族LINEを!
そして、何かあったら警察へ!
 
【了】
 

   

   

<怒涛の国際化>急スピードで増加する訪日外国人・在留外国人と、出国日本人から日本のインアウトをデータで見る。(2016年6月末 法務省)

 
 
法務省は、2016年の6月末までの数値として、
「平成28年上半期における外国人入国者数及び日本人出国者数について(確定値)」と「平成28年6月末現在における在留外国人数について(確定値)」を発表しました。
 
 
・  外国人入国者数は1,145万6,344人で,前年同期比209万5,802人(22.4%)の大幅な増加
・  日本人出国者数は791万1,808人で,前年同期比28万7,274人(3.8%)の増加

 

・ 平成28年6月末の在留外国人数は,230万7,388人で,前年末に比べ7万5,199人(3.4%)増加。
 
 
外国人観光客増えているんだーとか、外国人留学生も増えているよねーとニュースで聞いたり、
暮らしで実感されていると思います。
 
ここでは、オフィシャルデータとして発表された内容を個人的に咀嚼していきます。
官公庁系のデータは見づらいので。。。
少しでもわかりやすくなればと思います。
 
それぞれについて、
独断と偏見でポイントをまとめていきます。
 
1.外国人入国者数と日本人出国者数について
2.在留外国人の数と国籍別
3.まとめ
 
 
では早速、それぞれを見ていきます。
 

 

1.外国人入国者数と日本人出国者数について

 

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グラフで見るとわかりやすい。
訪日観光客が引っ張り、俗に言うインバウンド効果で訪日外国人の数は伸び続けているといえます。
2020年の訪日外国人目標である4,000万人まで2倍にしなくてはならい。
オリンピックまでにどこまでいけるかが見物である!
 
また日本から海外へ出国している数は年々減っている傾向していて、
若者の海外離れが叫ばれていますが今回は微増したので、今後どうなるかにも注目したい。
 
ちなみに法務省が出している資料では、
 

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対前年同期比増減率で
15〜19歳が9.2%、20〜24歳が10.8%と増加している。
若者は海外に行くのか?に注目したいですね。
 
 
さて、続いて在留外国人を見ていきたい。

 

2.在留外国人の数と国籍別

コンビニや居酒屋でも、街を歩いていても日本に住む外国人の方が増えたような実感の通り、日本で仕事、研修、勉強などで3か月以上日本に暮らす在留外国人の数が、
230万人を超え統計を開始してから、過去最高になったようです。
 
 
国籍別で見ると、
 
中国 67万7,571人
韓国 45万6,917人
フィリピン 23万7,103人
ブラジル 17万6,284人
ベトナム 17万5,744人
ネパール 6万689人
 
法務省の資料でみるとブラジルにベトナムが急カーブを描いて急激に伸びているのがわかる。

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在留外国人については「留学生30万人計画」による20万人ほどの留学生が数の後押しになっているだろう。
特に伸びているのは、ベトナム人は留学だけでなく、技能実習、ネパール人は「語学留学」の増加が目立っている。
ベトナム人在留日本人は9年前の平成19年末の調査と比べて、およそ5倍になっているとNHKは伝えている。
驚きの増加率である。
 
また法務省
「永住者も増え外国人の日本への定着化が進んだことや、景気の回復の影響などさまざまな要因がある」
とコメントしている。
 
日本で稼げるということが後押ししているのですかね。
ここは出稼ぎ目的の留学問題がありますが、ここでは割愛しておきます。
興味がある方は、こちらを
 
 
メディアはどう伝えているのか
 
在留外国人 過去最高の230万7388人(産経ニュース)
在留外国人 統計開始以降最多の230万人超(NHK
在留外国人が過去最多…ベトナム・ネパール増加 (読売新聞)
 
過去最高の230万超えを各社タイトルに入れてますね。
在留については複数メディアが発表していてましたので参考に。
 
 

3.まとめ

「クールジャパン」による訪日客や「留学生30万人計画」による留学生の増加、
外国人研修生の受入れが後押しして、外国人入国者の数は増えている。
 
2,015年で1968万人で3年間で倍増したこと考えると
2,020年オリンピックまでに4,000万人は夢ではないかもしれない。
また日本政府さらに2,030年には6,000万人を目指し、消費額15兆円を見据えている。
 
在留外国人も留学生や研修生をはじめとしてとして増加している。
ものすごい速さで、国際化が進んでいると言っても過言ではない。
 
その背景には、査証等の入国審査基準の緩和などの様々な施策があることは忘れてはならない。
 
法務省入国管理局は
「在留外国人は増える傾向にあり、不法残留が増えないよう適正に管理するとともに、
外国人と日本人がともに暮らしやすい社会を目指していく」としています。
NHK
 
うんうん。
本当に大事である。
 
労働人口減少が迫る日本の国際化は私たちの気づかないところで
ものすごいスピードで進んでいることを意識しなくてはならない。
 
それに伴い、
いろいろなインバウンド向けのビジネスや、外国人を支えているNPO/NGOなどが
増えている。
 
一人ひとりが意識することで変わっていくと信じたい。
 
外国人と日本人がともに暮らしやすい社会を目指していきましょう。
 
 
【了】
 
 
 
 
 
 
 
 

「留学生30万人計画」で20万人になった留学生とその一部に潜む問題。

 

日本への「留学生30万人計画」が招く深刻な“質”の低下 」と題した記事を目にした。

 

海外に留学した経験から、日本に留学をする外国人に関心を持ち、

「留学生30万人計画」は注目していたため、

キャッチーなタイトルに思わずクリックをしてしまった。

 

「深刻な"質"の低下」とはなんだ?と気になった。

学校経営の問題である大学全入時代(日本の大学の定員割れ4割)を、政府が進める外国人「留学生30万人計画」で補うことによって大学の質が低下しているという指摘の記事である。概ね同意だ。

 

前にも中国ネットニュースで小学生でも日本の大学入れるといじられていたことが

記憶に新しい。

www.excite.co.jp

 

2008年からスタートした留学生30万人計画によって実際の人数もそうだが、

生活の中でも日々感じている。東京ではコンビニや居酒屋では外国人のスタッフが多く働いているし、電車を乗れば外国人が通勤している比率が10年前に比べると多くなって

いることを実感している。

 

ここでは、

 

1.「留学生30万人計画」

2.「日本の私立大学の現状」

3.「まとめ」

 

の順番で、そもそも「留学生30万人計画」は何かから、問題と指摘されている部分、そして、今回の記事で出てきている「日本の私立大学の現状」などに触れていきたい。

 

 

1.「留学生30万人計画」

下記、図は文科省が2008年に発表したものである。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/culture/hito/ryu/pdfs/30k_kg.pdf

f:id:yooshu:20160923202116p:plain

 

「留学生30万人計画」骨子の概要で描かれているポイントを抜粋すると

・「グローバル戦略」展開の一環として2020年をめどに留学受け入れ30万人を目指す。

・大学等の教育研究の国際競争力を高め、優れた留学生を戦略的に獲得。

・関係省庁・機関等が総合的・有機的に連携して計画を推進

 

また、外務省が運営するSTUDY IN JAPAN COMPHENSIVE GUIDE

では、文科省の担当官のインタビュー(2010年)を掲載している。

グローバルな時代の中で、日本が、高度人材の大きな供給源となる留学生を高等教育機関に積極的に受け入れていくということは、日本の国際的な人材強化につながるのみならず、日本と諸外国との間に人的なネットワークが形成され、相互理解と友好関係が深まり、世界の安定と平和への貢献にもつながることだと考えています。

この計画によって、日本では諸外国の学生の皆さんが、さらに日本で学びやすい環境が整えられつつあります。今後さらに、皆さんの後輩の方々が日本に留学に来られることを希望しています。

(一部抜粋)

 

次に「留学生30万人計画」を叶えるための

各関係者・周辺ビジネス事業者の動きを整理してみると

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1.政府「留学生30万人計画」スタート

2. VISAの緩和(入管・就労)

3. 各種奨学金の整備と各国への日本留学PR 日本留学奨学金 - JASSO

4. 外国人受入法人への補助金 

5. 海外で日本向けの留学エージェント、留学斡旋が活性化

6. 20万人を越える進捗に。2020年までに30万人行けそう。

----------------------------------------------------------------------------------

 

2,008年に開始したプロジェクトは留学生を増やす中で

プロジェクトを悪用する問題が、出てきているようだ。

例えば、外国人受入法人への補助金をググってみると、

「私大の留学生向け補助金、8割が不適切 検査院指摘」

のような記事がでてきたり、海外で日本向けの留学エージェントを調べてみると、

「奴隷」扱いされるベトナム人留学生たち 背景には国策が存在か

の記事が出てきている。

 

火のないところに煙は立たないので事実ではあるだろうが、

2015年時点での20万人いる留学生の中でも被害にあっている留学生はどれくらいいるのだろうか。どれくらいの悪いやつが絡んでいるのだろうか。実態は見えないというのが正直なところである。ほんの一部であって欲しいと願う。

 

確実に留学生の数字は各施策によって伸びてきてはいるが、

それとともに、深刻な問題があるということも私たちは理解しなくてはならない。

 

留学ビザであれば、週28時間は資格外活動許可申請を行えば、働けると言う事実はあるので働きながら勉強をして成功を手に入れたいと思ってくれている留学生ももちろんいるはずだが、出稼ぎ目的できている外国人留学生も増えていると、友人の日本語教師は嘆いている。

その裏には「日本に行けば月〇〇万円稼げるよ」と謳う留学エージェント、

斡旋ブローカーが誇大広告をしている実態がある。

また彼らと裏で手を組んでいる日本語学校や専門学校、大学の存在がある。

出稼ぎで働くことが目的の留学生からすれば日本留学の入口である日本語学校は2年間しか入れないから、 4年間いける日本の大学に目が向いてきたのだろうか。 

大学側も定員割れの現状を補うためにも入学をしてもらいたいだろう。

 

 

 

2.「日本の私立大学の現状」

人口減少と大学数がそもそも多いことで、通称Fランクの大学は窮地に陥っている。

人気の大学以外は定員割れを起こしている。

(定員割れしている大学の存在意義についてそもそも思うところはありますが。。。)

 

入学ポテンシャルが高い人数(折れ線)が下がってきているのに、なぜか大学数(棒グラフ)は増えている、、、不思議でしょうがない。

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文部科学省によれば、日本には国立大学86校、公立大学86校、私立大学603校の合計775校がある(2015年4月1日現在)というが、今夏、読売新聞が「44%の私大が定員割れ」を報じ、衝撃を与えた。供給が需要を上回る市場では、埋まらない定員を補う存在として、「外国人留学生」の取り込みに躍起なのだ。(ダイヤモンドオンライン)

 

質の低下というが、そもそも少子高齢化の中で定員割れが

44%もあるなんて、単純に学校が多すぎである。

 

すでに落ちていて、これ以上、質は下がるのか?とも思ってしまうくらいだ。

国公立大学の統廃合や市町村の合併みたいに整理する必要はあるのか、

または私立は経営難で自然淘汰されていくのだろうか。なぜ増えている。。。

すべての学校ではないと知りながら、

私立大学が生き残りをかけて外国人留学生を利用していることは間違いないだろう。

また地方の私大ほど、サイトの多言語化に力を入れているように思える。

VISA発給大学と揶揄されてる大学も耳にする。

 その大学に存在意義はあるのだろうか。

 

3.まとめ

「留学生30万人計画」は数でみると順調に推移していると言える。

一方で、骨子で政府があげていたポイントである

・大学等の教育研究の国際競争力を高め、優れた留学生を戦略的に獲得。 

といった質的評価はどうだろうか。

 

「留学生30万人計画」が進む中で問題になっている一番のポイントは

 

学業のために政府はVISAを発行しているのにもかかわらず、留学生が出稼ぎ感覚で来日していることがある点だと思う。そう言った留学生を斡旋する悪徳エージェントやその他制度をくいものにしているプレイヤーがいることも事実であるし、留学生の犯罪のニュースをメディアで見ることもある。

その中で出稼ぎを目的とした留学生と人数を単純に確保したいと思う政府から補助金を受けている学校法人である大学がマッチングしているというのは如何なものだろうか。

質が下がるどころの騒ぎではない。もう論外だと思う。

 

個人的には、私の周りにいる日本で生活をしている元留学生の友人の多くは、日本の会社で働いている。日本語学校、専門学校、大学、大学院と入口は様々ではあるが、

それぞれの教育機関への満足度も高い印象がある。

 

2020年まで現在20万人と考えると、

あと10万人増えいまの1.5倍になる計算である。

問題も1.5倍にしてはならないと思う。

 

・国内外で問題のあるプレイヤーの摘発・排除

・出稼ぎ目的でない留学生の選定

・日本で生活する外国人留学生のサポートの強化

 

についての対応が求められているだろう。

 

前述の文科省の担当官のインタビュー(2010年)を再掲したい。

グローバルな時代の中で、日本が、高度人材の大きな供給源となる留学生を高等教育機関に積極的に受け入れていくということは、日本の国際的な人材強化につながるのみならず、日本と諸外国との間に人的なネットワークが形成され、相互理解と友好関係が深まり、世界の安定と平和への貢献にもつながることだと考えています。

この計画によって、日本では諸外国の学生の皆さんが、さらに日本で学びやすい環境が整えられつつあります。今後さらに、皆さんの後輩の方々が日本に留学に来られることを希望しています。

(一部抜粋)

 

果たして、2010年から上記インタビューの部分は実現しているのだろうか?

日本で学びたいと強く思っている人に対して学びやすい環境が整っているのか。

留学生が後輩に日本留学を進めたいと思ってもらえているのか。

 

教育や留学に関わる仕事をしている人はもちろん、

すべての人が意識するべきである。

 

[了]